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 春の萌しを感じた頃から、一日の寒暖差が激しいですよね。冬の衣類を春・夏用に替えたのに日によっては厚着しなくては風邪をひいてしまいそうです。季節の変わり目、皆さんも体調には十分に気を付けて下さい(^。^)y-.。o○
今回は、私のくだらない話ではなく、一万円札でお馴染み大分県中津市出身の福沢諭吉先生のお話とその出身地である中津市のご紹介をしたいと思います。

 最初に中津市の紹介をさせて頂きます。中津市は、大分県の県北に位置しており、山国川を挟んで福岡との県境の町です。大分県で3番目に人口の多い都市で2013年1月31日現在の調査では、85,923人の方が暮らしています。城下町で、青の洞門、羅漢寺、福沢諭吉旧居、中津城などの文化財や歴史的建造物、市域南部には景勝地である耶馬溪もあります。耶馬溪は、紅葉の季節は一段と素晴らしいです。中津城は、豊臣秀吉から16万石と馬ヶ岳城を与えられた黒田孝高が山国川河口部に拠点を移した際に築城されました。医療関係者必見は、大江資料館や村上医家資料館です。江戸時代初期から続く医学・蘭学の資料が展示されています。殆どの施設が、市内にあるので気軽に見学できます。中津のグルメは、鱧料理とからあげマップがある程からあげが有名です(他にもあると思いますが…)。からあげは、大分県北部では販売している店舗が多く、1990年にケンタッキーフライドチキンが中津に出店しましたが、5年後に売上不振のため撤退した(ケンタッキーフライドチキンは、2007年に中津市内のショッピングセンター内に出店)ほど、地元のからあげがおいしいと言われています(個人的には、市内に点在する昭和な感じの喫茶店もお勧めです)。

福澤諭吉先生は、大坂の中津藩蔵屋敷で、13石2人扶持の下級武士福澤百助の次男として生まれ、1歳6か月のとき父と死別し、母子6人で中津に帰郷しています。福澤諭吉先生は、文明主義の灯りを高く掲げて日本の近代化・民主主義を先導され、日本に演説も紹介されました。実証的な新しい学問の大切さを説いた「学問のすゝめ」では、みなさんご存知の『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと伝へり…』が、初編の書き出し文です。その他にも、『独立自尊』を根本理念として編纂された「修身要領」では、「心身の独立を全うし、自らその身を尊重して、人としてその品位をはずかしめない者」と独立自尊の人について説かれています。この他にも、文明とは人の知徳の進歩であるとし、文明を取り入れることが、日本の独立を守ると訴えた著書などがあります。福澤諭吉先生の教えは、教育だけではなく、政治にも大きな影響を与えたと言われています。皆さんも、この機会に福澤諭吉先生の本をお読みになるか中津市を訪ねてみてはいかがでしょうか?夜は、飲み屋街の宮島探索も楽しいですよ(^o^)
【参考資料:福澤旧邸保存会資料ほか】

諏訪の杜病院本院の大掛かりな増改築が行われています。工事は、まだまだ時間を要し ご迷惑をお掛けすると思いますが、患者さんが気持よく療養できるような環境をつくっていきたいと思っていますのでご理解とご協力をお願い致します。又、有料老人ホーム『満天』がディサービスセンターゆららの隣にある建物をリニューアルして新規オープンしましたので宜しくお願い致します(透析患者さんも受け入れ可能です)。

     4月 岩根 美紀