インフォメーション 〜time now〜

大分では、例年より少し早く桜が満開です。桜の花を見ると落ち着いた気持ちになれます。
桜に限らず私は、五感で春を堪能しているような気がします。

ジャジャジャジャーン!!なんと!!又、離職率1%未満でした!!すごいです!!本当に!!
これも、先生方やスタッフのお蔭です。感謝、感謝!!
今度は、スタッフ一同で離職率「0」を目指そうと意気込んでいます。
日本全国に数年間も、離職率が1%に満たない病医院って一体どれ程あるのでしょうか?
知りたいですが、そのような報告や調査はされていないと思います。
どこを見ても、高い離職率、看護師不足の報告だけ・・・。
これでは、看護師を目指そうとしている看護学生や看護歴の浅い看護師に看護職の悲痛さだけを伝えているだけになってしまっている気がします。
世間に、看護師不足を認知して頂くのも大切な事だとは思いますが、それよりももっと伝えていくことが他にもあると思うのです。
看護師の立場からだけの狭義な主義主張ではなく、医療、介護全体を客観的に見て、ある程度のビジョンを見据えた現実的な施策をとらなければ、結果的に看護師不足などを始めとする諸問題に対して、自分達で自分達の首を絞めているような気がするのです。 
現在は、多職種協働(チーム医療)が当たり前だと思っています。
その現場で、より良い医療を提供する為に重要な事は、専門職者としての知識や技術をベースとした応用力や柔軟性なのだと思います。原理やエビデンスは、必須ですよ!!
何故なら、私達は人間を対象とした科学や医学を提供しているのですから・・・。でもね、人間があくまでもその対象なのです。だから、心を込めることも大切です。
ここを忘れて頭でっかちになってしまっては、誰の為の何の看護なのだか解らなくなってしまいます。
つまり、簡単に例えるなら山登りをするのに地図や方位を知っておくのは当然ですが、どんな経路を辿ろうが無事に目的地に着けば成功だということです。但し、安全な近道が出来れば最高です・・・。
看護もそうだと思います。知識や技術がベースとなり、様々な方法を対象者に提供して共に考え、対象者が満足・納得して状態が改善すれば『OK』なのです。
理論家の教えも大切、幾年月を経ようとも普遍的な価値が存在します。しかし、これから私達は自分達の文化や生活習慣、現代の医療情勢に合わせたものを創造していかなければならない時期にきていると実感しています。  
その為には、看護界の意識改革が必須です。
現在の看護界には、隘路が多過ぎます。自己主張し過ぎです。
良い結果を出している所があるなら、そこから学び取り入れるべきです。
現場の声を聴いて下さい。それをしないから、机上の空論になり、間違った方向へと進んでいる気がします(あくまでも、私見で述べています)。
是非、看護の専門性を高める活動に留まらず、医療の現場を視野に入れた施策をして頂きたいです。それが、看護師不足を解消していく第一歩だと考えています。

平成25年3月 岩根