インフォメーション 〜time now〜



 8月に入ると直ぐに、蝉たちがさんざめき始めました。折角の夏休みも、新型コロナウィルスの影響で、外出するのも遠慮がちになり不安も払拭できないので気が引けますね。

 先月のタイムナウで、私にとっての仕事の位置づけをサラッと書きましたが、仕事(職業)の選択は「人生の選択」だと私は考えています。仕事は、それだけ私の人生に於いてとても大きなウエイトを占めています。看護師の仕事が好きになれたからこそ、常日頃からその事を考えられるのだと思います。そこに「才能」や「能力」は必要ありませんでした。看護師の仕事の遣り甲斐を知り達成感が得られれば、自然と日々を積み重ねるようになり、ベストを尽くすようになります。それは、時間をかけて熟慮することに繋がり、大きな判断ミスを避けることもでき、閃きや豊かな人生にも通じてきます。そう考えると、チャンスは平等で、それを掴むのは各々だと言う事になります。大切なのは、「こう生きよう」「こうなりたい」と強く決意する事で、多少のことではブレ無くなります。目先の事や都合だけでなく、未来に目を向け人生を忍耐強く歩む人は必ず、色んな事が充実します。しかし、看護師の仕事は楽しい事ばかりで達成感だけを味わう訳ではありません。苦い経験や失敗(医療ミス以外ですよ)もして、一つ一つ乗り越え次からの看護の糧にしてきました。私は、患者さんに安心(苦痛や不安の緩和)や元気(希望や生きがい)を持てる看護を続けていきたいです。そして、これからも患者さんに多くのことを教えて頂きたいです。私は、看護師を選びました。

 今年は戦後75年にあたりますが、あの時代の国民、若者の人生を考えてみたことはありますか?戦争にまつわる書物や遺書を読む度に涙が溢れます。それは、同情の涙だけではなく彼らの志の高さや強さに感銘を受けるからです。あの純粋さや一生懸命さ、愛する家族や国のために自分の命を懸けてやり抜こうとする愛情と責任感。選択の余地がなかったとはいえ、戦争が無意味であることを分かった上で散っていった若者も大勢います。戦争は、一旦始まってしまえば個人の力ではどうすることもできませんが、各々が平和を維持するための行動や努力はできます。それを忘れずに、自国を守っていきましょう。

 先日、「台湾の民主主義の父、李登輝氏」がお亡くなりになりました。李登輝氏の著書は、仕事で行き詰った私に、リーダーとしての在り方を教えてくれました。この著書に何度助けられ報われたか知れません。今でも、役職者を担う私のバイブルです。また、周囲の目や結果に囚われた際には、ヘミングウェイの作品が私を支え戒めてくれています。私の長所であり短所でもある「本音を口に出してしまう」ところでも彼の作品は私に勇気と冷静さを取り戻させてくれます。悪気は全く無く、正直なだけなのですがそれが問題になることもあります。これで失敗したことも沢山あります。そんな時も、ヘミングウェイの作品や人生を振り返っています。作品だけでなく彼の人間らしさ、人間臭さに惹かれ心が打たれます。

 最後に、韓国は国際法を破り日本の会社を現金化しようとしています。また、慰安婦像の前に安倍総理そっくりな像が土下座をするモニュメントを作っています。アメリカは、G7に韓国を加える検討をしており、韓国も二つ返事で参加を表明しています。こんな国をG7に加えてもいいのでしょうか? 国益や票集めのためだけに動く先進国も考える時です。



8月タイムナウ 岩根
Keyword:現代と戦争