インフォメーション 〜time now〜

 お盆が過ぎ、少し日差しは和らぎましたが、まだ蒸し暑い日が続きますね。今年の8月15日に戦後70年目の節目を迎えました。皆さんは、安倍談話をどう感じられましたか?私は「安倍総理は最大限譲歩しつつも、自分の核心的な思いは譲ることのない上手い談話にしたなぁ」という印象を受けました。私たち日本人は、戦争を決して繰り返してはいけないし侵略や植民地にした国々の方々への斟酌や反省をこれから先も決して忘れてはならないと思っています。しかし、その反面日本国民として「日本は、談話の度に謝罪をいつまで続けなければならないのだろう?」と思う気持ちもあります。日本は、唯一の被爆国であり多くの犠牲もはらいました。戦中も、アジア諸国のインフラ整備に尽力し戦後は、更に人道支援も惜しみなくしてきたはずです。過去を忘れるのではなく、前進するために問題を替えるべきです。もう、国際社会に談話の度に、卑屈な姿勢で対峙するのはいい加減にやめて頂きたいです。だから、南京大虐殺のように事実とかけ離れたいいがかりを受けてしまうのです。安保法制も、党利党略ではなく、私たち国民をいかに守るのかを示したうえで野党は与党と議論を尽くすべきだと思います。議論は、簡単に「戦争反対!!」ではなく日本をどう守っていくのかということがとても重要なのです。国民も広義な視野に立ち考えていきましょう。

 ここからは、私たちに密接に関係する法律を御紹介したいと思います。障害者自立支援法は、平成25年4月1日から『地域社会における共生の実現』に向けて新たな障害福祉施策を講ずるための関係法律の整備で障害者総合支援法と改められました。障害者総合支援法では、自立支援給付と地域生活支援事業が実施されています。自立支援給付には、介護給付費・訓練等給付費・特定障害者特別給付費・地域相談支援給付費・計画相談支援給付費・自立支援医療費・療養介護医療費・補装具費及び工学障害福祉サービス等給付費があります。そして、介護給付には居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護・療養介護・生活介護・短期入所・重度障害者等包括支援・施設入所支援があります。障害者総合支援法の対象となる障害者は18歳以上です。18歳未満は、児童福祉法の対象となります。いずれの場合も利用するには、市町村へのサービス利用申請が必要となります。

 私は、自分自身が介護の経験をしてみて初めて解った事や気づく事が沢山あります。本来なら30年もこの職に就いているので理解していると言ってもおかしくないのですが、当事者になって生活をしてみないと解らなかった事が本当に沢山あるのです。患者(利用者)さんやご家族の意志を尊重しつつ、住み慣れた地域で安心安楽に負担も少なく生活できる支援を提供するには、支援する方々の生活スタイルは基より、その方の性格や人生観も理解した上での関わりをしていかなくてはならないと実感しています。従来の個別性とはある意味違う深い意味で「生きるを支える」難しさを家族の立場で経験したから言えることです。

 これからは、この経験を活かしてより一層患者(利用者)さんやご家族に寄り添った支援を提供して行こうと決意しました。家族だけで抱えて看るよりは、様々な社会資源を活用した方が、当事者・家族共に救われることもあります。ですから、当事者・ご家族はどうか抱え込まないで市町村の窓口や医療機関に相談してみて下さい。得るものも必ずある筈です。

8月 タイムナウ 岩根