Time now(令和7年1月-No.1)「巻頭言」

Time now 巻頭言

令和7年1月1日
医療法人光心会理事長・諏訪の杜病院院長 武居光雄

 明けましておめでとうございます。2000年4月に医療法人光心会諏訪の杜病院オープン、今年で無事に25年間を過ごす事が出来ました。これも皆様のお陰と深く感謝しています。昨年はとても嬉しい事がありました。これらを励みとして、本年は更に精進して参ります。

Ⅰ.新病院増床移転新築

 津守の地から新しい鴛野の地へ増床新築移転(一般急性期病棟25床、回復期リハビリテーション病棟75床)する事ができました。患者さんのアメニティを十分に考慮し、出来るだけ良い療養環境を実現する事が出来ました。ハード面だけではなく、ソフト面でも更なる充実した医療を提供できるよう邁進いたします。今まで通り、血液透析を始めとする様々な血液浄化療法、様々な疾病によって生じる様々な障害に対するリハビリテーションのみならず、発達障害を代表とする子供たちの障害に対するリハビリテーションを従来のどんぐりの杜クリニックから新病院へ移設しました。この事によって、小児から成人まであらゆる年齢層の様々な障害に対するリハビリテーション治療を一元的に実施する事が可能となりました。

 腎臓リハビリテーションを始めとする内部障害(心臓機能障害や呼吸器機能障害など)のリハビリテーションも更に充実させて参ります。

 高次脳機能障害のリハビリテーションも今まで以上にパワーアップする予定です。

 また、今までは入院する迄の間お待ち頂く時間があったのですが、増床によって待ち時間を短くする事が出来るようになりました。

Ⅱ.第76回保健文化賞受賞

 10年以上前からボランティアとして実施している、ケニア共和国のスラム街における無償巡回診療の功績に対して頂く事ができました。天皇皇后両陛下に拝謁、お言葉をかけて頂き深く感銘を受けました。スラム街に居住する方々(小児から高齢者まで)に健康診断のみならず、必要に応じて診断及び治療を無償で継続しているプロジェクトです。今までに診た方は、計7万数千人になりました。今後も可能な限り継続して参ります。私共の巡回診療を待っている方が大勢いますので。スラム街に医療が届かなくなる事を絶対に避けなければなりません。

Ⅲ.JICAとのコラボレーション

 ケニア国ナイロビ州にあるケニヤッタ国立病院において、リハビリテーションスタッフを3年間かけて教育するプロジェクトです。昨年10月から開始されました。今年から本格的に行き来して講義、実習(日本とケニアで)を通じて日本のリハビリテーションを伝授するプログラムです。いつまでも日本から援助を続けるのではなく、いつかはケニア人がケニア人のために自立(自律)して医療(今回はリハビリテーション)を提供できるようにするためです。

Ⅳ.チェコ共和国との医療交流

 Ⅲに加えてチェコ共和国とケニア共和国との3ヵ国間医療交流を開始致します。具体的な詳細は今後決める予定です。

Ⅴ.学会活動、研究活動の再開

 ここ数年間はコロナ感染症の影響で、学会活動や研究活動が止まっていましたが、今年は再開する予定です。これらの活動を通じて自己研鑽に励む事は当然ですが、患者さんに還元する事が最終目標です。スタッフ一丸となって、これからの医療を守るべく努力を続けて参ります。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。

Time now 巻頭言

令和7年1月1日
医療法人光心会理事長・諏訪の杜病院院長 武居光雄

 明けましておめでとうございます。2000年4月に医療法人光心会諏訪の杜病院オープン、今年で無事に25年間を過ごす事が出来ました。これも皆様のお陰と深く感謝しています。昨年はとても嬉しい事がありました。これらを励みとして、本年は更に精進して参ります。

Ⅰ.新病院増床移転新築

 津守の地から新しい鴛野の地へ増床新築移転(一般急性期病棟25床、回復期リハビリテーション病棟75床)する事ができました。患者さんのアメニティを十分に考慮し、出来るだけ良い療養環境を実現する事が出来ました。ハード面だけではなく、ソフト面でも更なる充実した医療を提供できるよう邁進いたします。今まで通り、血液透析を始めとする様々な血液浄化療法、様々な疾病によって生じる様々な障害に対するリハビリテーションのみならず、発達障害を代表とする子供たちの障害に対するリハビリテーションを従来のどんぐりの杜クリニックから新病院へ移設しました。この事によって、小児から成人まであらゆる年齢層の様々な障害に対するリハビリテーション治療を一元的に実施する事が可能となりました。

 腎臓リハビリテーションを始めとする内部障害(心臓機能障害や呼吸器機能障害など)のリハビリテーションも更に充実させて参ります。

 高次脳機能障害のリハビリテーションも今まで以上にパワーアップする予定です。

 また、今までは入院する迄の間お待ち頂く時間があったのですが、増床によって待ち時間を短くする事が出来るようになりました。

Ⅱ.第76回保健文化賞受賞

 10年以上前からボランティアとして実施している、ケニア共和国のスラム街における無償巡回診療の功績に対して頂く事ができました。天皇皇后両陛下に拝謁、お言葉をかけて頂き深く感銘を受けました。スラム街に居住する方々(小児から高齢者まで)に健康診断のみならず、必要に応じて診断及び治療を無償で継続しているプロジェクトです。今までに診た方は、計7万数千人になりました。今後も可能な限り継続して参ります。私共の巡回診療を待っている方が大勢いますので。スラム街に医療が届かなくなる事を絶対に避けなければなりません。

Ⅲ.JICAとのコラボレーション

 ケニア国ナイロビ州にあるケニヤッタ国立病院において、リハビリテーションスタッフを3年間かけて教育するプロジェクトです。昨年10月から開始されました。今年から本格的に行き来して講義、実習(日本とケニアで)を通じて日本のリハビリテーションを伝授するプログラムです。いつまでも日本から援助を続けるのではなく、いつかはケニア人がケニア人のために自立(自律)して医療(今回はリハビリテーション)を提供できるようにするためです。

Ⅳ.チェコ共和国との医療交流

 Ⅲに加えてチェコ共和国とケニア共和国との3ヵ国間医療交流を開始致します。具体的な詳細は今後決める予定です。

Ⅴ.学会活動、研究活動の再開

 ここ数年間はコロナ感染症の影響で、学会活動や研究活動が止まっていましたが、今年は再開する予定です。これらの活動を通じて自己研鑽に励む事は当然ですが、患者さんに還元する事が最終目標です。スタッフ一丸となって、これからの医療を守るべく努力を続けて参ります。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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