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〒870-1121大分市大字鴛野118番地の1

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「新人教育」

　今回time nowを担当します、諏訪の杜病院 作業療法士の長尾澪椰美です。よろしくお願いします。

　新年度を迎え早くも2ヶ月が経過しました。今年度は新入職員が多く、入職5年目となった私は初めてプリセプターという役割を担わせていただくことになりました。

　プリセプター制度とは、プリセプティー（新人）が早く職場と業務に適応できるよう、一定期間、プリセプター（指導者）がモデルとなりマンツーマン方式で実践能力を教育する方法のことを指します。

　私たちリハビリテーション部の教育体制は、部署内の教育ラダー（院内指標）による教育方針を定め、部署内の新人教育プログラムや業務達成リストなどの教育ツールを使用しながら進めていきます。その下支えとしてプリセプター制度があります。

　「私にプリセプターの役割が務まるのか」「どこからどのように教えていけばよいのか」という不安な気持ちはありますが、業務内容の確認や患者さんの治療方針、問題点や目標設定などをプリセプティ一と一緒に悩み、考える毎日を送っています。プリセプティーとのやりとりの中で、基本的な知識や技術はもちろん、患者さんとの距離感や関係づくり、訓練の目的や流れ、リスク管理などを教えていると、いつの間にか自分の思考が整理されていることに気づきました。また、私自身がお手本となれるような姿勢や対応が取れているのかと自分を客観視することも増えました。臨床経験が４年経った今でも、まだまだ未熟な部分があることを気付かされ、プリセプティーから私も日々学びを得ています。

　ここ最近は日々の業務に追われ、今後の展望や目標などセラピストとして、どうありたいかを考える機会が減っていましたが、希望に溢れ、生き生きと仕事をする新入職員の皆さんからは良い刺激をもらっています。初めての環境で慣れないことが続き、不安や緊張、悩みも多くあると思いますが、新入職員の皆さんには、この先セラピストとしてのやりがいや楽しさを知ってもらえると嬉しいです。そして、私自身も今一度初心に戻り、日々成長できるよう自己研鑽に努めていこうと思います。

令和7年6月タイムナウ　リハビリテーション部　長尾澪椰美