インフォメーション 〜time now〜

皆さん、はじめまして。今回、time nowを担当させて頂く事になりました、一般病棟准看護師(高看学生)の盛田と熊谷です。宜しくお願いします。

年度末は、卒業や入学の季節ですが、私達は3月に准看護学校を卒業して、4月から正看護師を目指し高看学校に進学しました。また、諏訪の杜病院では准看護師の一人として働かせて頂き、現在は看護業務をいち早く覚える為、日々奮闘しています!今回は、私達が学生生活を経験し学んできた事、これから一医療者として働く上での抱負をお話しさせて頂こうと思います。その前に私達が通学していた看護学校の特徴について紹介したいと思います。私達が卒業した学校は、働きながら学校に通う勤労学生制です。ちなみに、当院の看護師の多数が同じ学校を卒業した先輩方です!

まず、入学後一年は学校での机上学習と校内演習で看護の基礎知識や技術を身につけます。そして臨地実習を前に「戴帽式」というセレモニーがあります。戴帽式というのは白衣を身にまとい看護師の象徴であるナースキャップを頂きます。そして看護師の原点、看護という職業の礎を築いた“ナイチンゲール”像から『命の灯(キャンドル)』を各々が手にするキャンドルに灯して頂き、看護師のあるべき姿を誓う“ナイチンゲール誓詞”を唱える由緒あるセレモニーです。この戴帽式を終えるといよいよ約一年間の臨地実習が始まります。実習では、一人の患者さんを受け持たせて頂き、その患者さんの問題を抽出して個別性のある看護計画を立案し、それに沿って実際に援助します。実習を通して学べたのは、患者さんとの信頼関係を築く事の重要性とその難しさです。一年間の実習の中で数名の患者さんと関わらせて頂きましたが、担当する患者さんが変わる度に悩み、信頼関係構築の大変さを痛感させられました。しかし、援助などが上手くできずに悩んでいる時には、患者さんから、私達に数々の温かい言葉を掛けて頂きました。その言葉は、今でも私達の心に残り励みとなっています。患者さんを元気にする立場の私達が、反対に患者さんに元気を貰い励まされていたのです。また、職場の先輩方や患者さんからも「頑張れよ!」と応援や励ましの言葉、アドバイスを頂きそのお言葉の一つ一つが日々の原動力となり、『今日も一日頑張ろう!!』という気持ちにさせて頂けました。

沢山の方々の支えや御指導のお蔭で無事に実習、そして資格試験を乗り越えられ、晴れて『准看護師』になることができました。現在は新人看護師として看護師の役割、技術、業務を学んでいます。資格を手にした今、日々実感していることは患者さんの命を預かることの責任の重さです。これまでは学生であり、職場の先輩方や、学校の教務、実習先の看護師に守られている身でした。しかし、これからは“看護師”、そして一“医療者”として責任を持ち患者さんの命をお預かりしなければなりません。その為にもこれまで以上に勉学に励み基礎知識の習得に努力していきたいと思います。そして患者さん一人一人に愛情を持ち、岩根副院長が常々私達に指導して下さる『患者さんの痒いところに手が届く』看護の提供ができる看護師になれるよう頑張っていきたいです。又、4月からは准看護師として働くと共に、正看護師を目指すという新たなスタートを切りました。高看学校に進学し、本格的に始まった看護業務と学業との両立は簡単ではないと思いますが、初心を忘れず、自分の目標に向かって、日々精進していきたいと思います。
最後になりましたが、諏訪の杜病院武居院長スタッフの方々を始め、患者さん、そして私達に関わって下さる皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに精一杯頑張りますので、今後ともご指導の程、宜しくお願い致します

平成27年4月 一般病棟准看護師(高看学生) 盛田 篤・熊谷 綾子