

リハビリテーションというと、いわゆる「訓練」の部分に目が行きがちです。しかしながら、本来の「リハビリテーション」はもっともっと大きな概念です。
リハビリテーション(rehabilitation)という言葉は、
「re=再び」、「habilis=適した、ふさわしい(ラテン語)」「ation=すること」を組み合わせた英語で、「再び適したものにする、再びふさわしいものにする」といった意味を持っています。
それでは、なにに対して「再び適す」のか。
それは、「人間らしく生きること」にほかなりません。リハビリテーションとは、全人間的復権を目指すものなのです。
本来のリハビリテーションには、次の3つの特徴があります。
1. 病気は治らなくても人間らしく生きる権利を回復すること
2. リハビリテーションの対象は疾患ではなく障害であること
3. 障害とともに前向きに生きることを学ぶこと
このように規定すると、私たち医療スタッフが患者様のために行うべきことは、限りなく多いという事実がわかります。もちろん、理学療法、作業療法、言語聴覚療法も大切です。それらとともに、患者様に積極的にリハビリテーションに取り組む勇気を持っていただくこと、社会復帰のためのさまざまな手続きと折衝、患者様の日常生活の指導など、訓練を超えた全面的なバックアップが必要となるのです。そして、こうした本来のリハビリテーションを確実に実践していることこそ、当院の大きな誇りです。
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