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 日増しに寒さを感じる時候となりました。師走を控え皆さんも公私共に益々お忙しい時期を迎えるのではないでしょうか?年末年始は、お酒を飲む機会や外食が増えると思いますので体調管理をしっかりして、良いクリスマスと年末年始をお過ごし下さい。

 今回は、世界情勢を冷静に見ていきたいと思います。まず、GDP世界第1位のアメリカから考えてみましょう。アメリカは、たかが200年程で軍事大国になった国です。近年では、シェルガスなどにより資源も豊富となりました。更に、土地や食物もあり、人口も増加しています。しかし、オバマ大統領の政治がレームダック化しており、国民の7.7%が銀行口座を持てていない状況にあり、国民皆保険の導入もうまく出来ていないなどの問題も抱えています。アメリカ経済は、世界の経済に大きく波及しますので動向を注視していかなければなりません。

 それでは、GDP世界第2位の中国はどうでしょう。香港での大規模な民主化運動である雨傘改革は、全世界のマスコミが大きく取り上げました。更なる貧富の格差が拡大すれば中国国民の怒りは間違いなく爆発するでしょう。また、国内に留まらずアジアの他国に恣意的に土足で踏み込み各国から非難を浴びています。このような事を続けていくと中国は、必ず国内外で制裁を受けることになるでしょう。それに、価格は破格に安いですがクオリティーの低さに世界中の人々が気づき始めています。この先、中国は政治的にも経済的にも大きな転換期を迎える事になるでしょう。どっちに転ぶかは、中国事体の問題ですが、私達も守るべきものは明確な意思を持って守り、評価もしていかなければなりません。私は、中国という国を訝しく思っていますが、このお話は中国批判だけでは終わりません。中国人のハングリー精神は凄いと思います。商売上手ですし、どこの国にも進出しています。そういう点では日本人も学び見習わなければグローバルな視野でみると出遅れてしまうのかもしれません。

いよいよGDP世界第3位の我らが日本に移ります。どの国を訪れても『日本の品質は、とてもいいね!!』と誉められます。それに、先人方のお蔭で親日国が多いです。ですから、私達日本人は、この品質と堅実さを遵守しつつ世界にアピールして進出すべきだと思います。これこそが、日本経済の活力に繋がるのではないかと感じています。それから、安倍政権に肩入れしている訳ではありませんが、今回の安倍総理には「覚悟」が伺えます。政策の善し悪しは別にして、自分の信じる国造りに邁進しているのが、畑は違うものの何かに一生懸命取り組んでいる私には、少なくともそれは伝わります。問題が浮上して選挙になりましたが、もう少し安倍政権にこの国を任せてみたいと思っています(私見です)。

今回は、世界情勢を語ると言いながら3カ国のお話に留まりました。本当は、イスラム教やイスラム国についてもお話したかったのですが、残念なことにスペースと私の持ち時間が足りませんでしたのでまたの機会にしたいと思います。

平成26年11月 諏訪の杜病院 副院長 岩根美紀