インフォメーション 〜time now〜

 皆さんはじめまして。今回、time nowの担当をさせて頂きます医事課の持田淳子と申します。よろしくお願い致します。
 私は、今年の初めに医師事務作業補助者の資格を取得しました。もともと、医療事務の経験を積んで「いつかは・・・」と考えていた事と、簡単な証明書などを任せて頂くようになった事をきっかけに、勉強を始めました。
 信頼して仕事を任せて頂いている先生方の事務作業をサポートし、「医療現場の質の向上」に貢献できるよう日々精進しております。
 このように、日頃は皆様のお顔が直接拝見できない裏方で働いておりますが、皆様の様々な問い合わせに、自分の持っている知識が少しでも役に立つことはないかと常に耳を傾けております。そこで知って得する情報をお知らせします。医療保険の制度はもちろん、公的助成等を知らないと損です!!例えば、自分が助成を受けられる対象者だとしても、自分で手続をしないと受給はありません。ですから、こういった制度を紹介することも私たちの仕事だと思っています。皆さんと一緒に考えて対応していきたいと思いますので、疑問や困ったことがあれば、何でもお尋ね下さい。

 さて、普段はこのような仕事をしている私ですが、諏訪の杜病院の倫理委員会としても活動をしております。正直、倫理って事務職の私が・・・?と、はじめは戸惑いを隠せませんでした。月に1度の集まりでも、何も意見出来ずに終わってしまったのを今でもはっきり覚えています。
 倫理委員会がなぜ必要なのか、調べていくとそこには様々な歴史的背景があり、1つの問題について考えても答えは1つではないことを知りました。様々な生活環境や、家族構成、多職種で構成される倫理委員会だからこそ、様々な角度から意見を出し合い、そこからより良い答えを導き出せるのではないかと思います。倫理委員会の定義を調べると、難しい単語ばかりで敬遠されがちな委員会ですが、普段は楽しく活動しています。その活動内容の1つとして、「1分間スピーチ」を紹介させて頂きます。テーマは各自が自由に決められます。自分の興味のあることや、体験したこと等を発表します。自分の持っている知識に加えて、何か1つでも「調べる」ことが唯一のルールです。性別、年齢、職種や出身地も様々であり、考えていることや興味を持っていることも全く違うメンバーが在籍するため、発表後に自然と感想や意見が交わされます。この意見交換が活動の大半を占めています。はじめは、抵抗のあった倫理委員会ですが今ではとても楽しく活動させて頂いております。しかし、楽しい活動だけでなく、しっかりと医療倫理問題に対し、正面から向き合っています。そんな時、より柔軟に話し合いが出来るように、普段から個々の感性を磨き知識を高めているこの活動はとても重要なことだと私は思います。これから先、日々進歩する医療において、医療の基礎である医療倫理を知る事はとても重要になります。年に2回開催する病院総会でスタッフに発表し、医療倫理について理解してもらう為にも、自分自身がしっかりと理解し、質の向上をしていきたいと思います。

     10月 医事課 持田 淳子