インフォメーション 〜time now〜


 灼熱の太陽が顔をのぞかせる頃になりました。皆さん、お変わりなく過ごされていますでしょうか?

 いよいよ、オリンピックが始まりますね。これまで、紆余曲折ありましたが、無事に閉幕を迎えられることを祈っています。そして、海外の皆さんに「もう一度、日本を訪れたい」と思われるような対応ができたなら嬉しく思います。だって、日本は世界で、「コロナが収束したら、訪れたい国№1」なのですから、期待を裏切りたくないです。

 日本も、コロナ感染拡大やオリンピック開催でバタついていますが、内憂外患な情勢が続いています。イランでは、強硬派のロウハニ氏が大統領に就任し、核合意やミサイル開発、周辺諸国への介入などの行方が危うくなっています。また、お隣の国、韓国では次期大統領選に、ユン・ソクヨル氏が出馬表明をしました。しかし、彼も例外にもれず韓国のニュースの政治ページで、Xファイル特設ページが設置されています。アフガニスタンでは、駐留米軍が撤退を始め、タリバンが支配地域を拡大しています。そして、様々な国で激化するヘイトクライムに、中国のなりふり構わぬ実行支配、とうとう台湾海峡に米国ミサイル駆逐艦が、中国をけん制するために航行を始めました。この様に、看過できない情勢が続いています。

 そんな中にあって、明るい光が見えてきたことを今回お伝えできます。私は、日本とアフリカ(ケニア)を行き来して、医療活動を行っています。この時、マイル(ポイント)が貯まるので、ここ数年は同じ航空会社を利用しています。この海外の代表的なハブ空港でさえ、昨年から今年の初めは、ターミナルがほとんど閉鎖されており、人もまばらで閑散としていました。しかし、今回の渡航時には、ターミナルが一つ再開されていて乗客も増え、このハブ空港に活気が戻りつつあったのです。今も減便はされていますが、世界が確実に動き始めていることを実感できました。多くの国の人たちが行き交う姿を見て、驚くと同時に嬉しかったです。命より大切なものはありませんが、私たちは生活も守らなければならないと思うのです。だから、どこかのタイミングで、自分たちで考え責任をもって、行動を起こさなければならないと私は改めて、このハブ空港の一場面を見ただけでも思いました。

 最後に、政治や社会、科学など幅広い領域で、徹底的な調査による執筆活動をしていたジャーナリストで評論家の立花隆氏がお亡くなりになりました。彼は、当時の首相退陣の引き金となる一つずつの証拠を取材で積み上げ、金権政治の実態を暴いたのです。彼にこそ、ジャーナリズム魂を感じます。話題性を重視して動くマスコミ、それに扇動される人々…。マスコミの在り方に、私は折れるくらい首を傾げたくなる時があります。それと、フェイクニュースを流す人たちの無責任さと秩序のなさにも、呆れるよりも怒りを覚えることの方が多い気がします。皆さんは、フェイクニュースで戦争が起こり、優勢をコントロールされる可能性があることを知っていますか?それくらい影響力があり、人々が扇動されやすいという事です。これは、過去の歴史からも容易に理解できるでしょう。国民感情を、マスメディアを利用して扇動するのです。独裁者や大国の手法です。報道や表現の自由は、誰にも与えられた権利です。でも、少し自分なりに学び、考えて発言や行動をして欲しいと思います。


7月 タイムナウ 岩根
Keyword:課題本の熟読