インフォメーション 〜time now〜

 青葉若葉の美しい季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか? 娘も4月に新小学1年生となり、早や一ヶ月が経ちました。入学前は、徒歩通学できるだろうか、荷物の準備は出来るだろうか…と毎日心配していました。いざ入学してみれば、毎日の荷物の準備を最初は一から十まで私が主となり手伝っていましたが、最初は私が主になって準備をしていたのですが、一週間経つと隣で指示だけになり、更に一週間たつと隣で見守る…と少しずつ自立できるようしてきました。一ヶ月経過した今では、一人で日課表を確認しながら準備できるようになりました。また、毎朝友達と待ち合わせをして楽しそうに通学していく姿を見送りながら、心配が杞憂に終わり安堵している今日この頃です。

 私たちの病棟新卒看護師も、看護師業務を始めて一か月経ちました。娘と同様、最初は右も左も分からない所から始まり、ようやく少しずつ業務に慣れてきてくれています。ある書籍に新人教育方法の記事がありました。その記事には最近の入社初期の新人の傾向として、以下の3項目を挙げていました。①指示されたことはできるが自ら考えて行動できない②新しいことにチャレンジする意欲が低い③社会人のマナーが身についていない という傾向とのことでした。だからこそ、最初が肝心だと切実に思います。

 新人を生かすも殺すも育成次第であるといった内容の記事でした。そして「新人教育係が目指すべき目標3つ」と「新人教育方法6つ」を掲げていました。新人教育係の目標①社会人としての自律②知識とスキルの習得③長期的な願望を持たせよう。新人教育方法①辛抱強く②イライラしない③具体的に教える④コミュニケーション⑤OJT(On the Job Training:仕事の中で仕事を覚える)⑥フィードバックと改善 といった内容でした。上記は基本的な内容だと思いますが、だからこそ基本が大切だと感じました。人材は企業や事業者にとって財産です。だからこそ、人材育成は「人財」となるようにしていきたいと思っていますし、出来る様に具現的な計画を立てたいと思っています。

 「子は親の背中を見て育つ」といいます。娘や新卒看護師に、恥じない背中を見せられるよう改めて自分自身を律していこうと思います。

平成29年5月タイムナウ 一般病棟看護部主任 高田 亜紀