インフォメーション 〜time now〜

 皆さん、はじめまして。今回、Time nowを担当させて頂きます透析室の山崎です。宜しくお願い致します。

 今回、6月末に横浜で開催された第60回日本透析医学会学術集会・総会に参加させて頂き、全国規模の学会の為、様々な発表がありその中でも私が衝撃を受けたのは、人間ではなく犬や猫等の動物に透析を施行するという事でした。僕自身も柴犬を11年飼っており他人事には感じられず、又、自分の行っている透析という仕事は人への治療という認識が強かった為、動物の命まで救う事ができると思うととても感慨深いものがありました。僕自身も今回CL-Gapについての学会発表をしましたので、少しお話をさせて頂こうと思います。

 僕が諏訪の杜病院に就職し、8年目を迎え、今回の学会発表は2回目でした。1回目は大分人工透析研究会での学会発表を行い、2回目となる今回は全国規模の発表であり、横浜に行ってきました。発表を行うにあたって、まずCL-Gapという理論がどういったものかを勉強するところから始め、抄録作成からスライド、原稿作成を行う過程で、自分の知識の無さを改めて思い知らされました。入職当時より、武居院長や岩根副院長から「本を読みなさい」と教えられてきました。ある事象や自分の主張を他者へ伝える時に、それを相手に伝えるだけの情報や表現力が不足している事を、今回、実感すると同時に身に染みてその教えの意味が理解でき痛感しました。また、CL-Gapの理論についてもこの発表がなければ、勉強する事はなかったと思います。この7年間、自分なりに透析関連の知識を得る為に勉強してきたつもりでしたが、まだまだ未熟であり、知識の無さを実感し、スキルアップをする為に日々の努力も必要だと再認識できました。そして、武居院長はじめ、皆さんに支えられ無事発表を終えることができたと本当に思います。日々の業務で精一杯の僕が、この経験を通じて再認識したことは、自分は『常に周りの皆に支えられている』という事でした。毎日、夜遅くまで僕に付き合ってくださった共同演者の皆さんへの感謝はしてもしきれません。この場を借りて、改めて御礼をお伝えしようと思います。ありがとうございます。

 まだまだ未熟ですが、自分ももっと周りのスタッフを支えられるように、これからも精進していきたいと思います。

 僕以外にも、看護師の高田さんが口述発表をし、岩根副院長が座長を務められました。お疲れ様でした。

諏訪の病院 臨床工学技士 山崎匡史