インフォメーション 〜time now〜

 「水の器」とも言われる紫陽花の花が、梅雨の時期に心を和ませてくれます。大分の年配の方々の中には「梅雨明け」を「梅雨があがる」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 医療費高騰を抑えるために、様々な施策がとられ今までに信じられない数の病医院が潰れてきました。これが良い事なのか悪い事なのかはさて置き、少しばかりの疑問も抱かざるを得ません。本来、会社なら倒産していてもおかしくない赤字決算の大病院が私達の税金や補助金などで赤字を補填して運営されています。その大半のスタッフは、経営のことなどそっちのけで権利だけを主張しています。しかも、その様な経営状況にあっても、民間の医療従事者よりも高給です。おかしな話です。また、年金情報流出(基礎年金番号・氏名・生年月日・住所)も根本的には日本年金機構の対応の遅さや管理体制の甘さが問題であると私は思います。いずれの例も、一般の会社ならそれなりのペナルティや倒産に充分該当すると私は考えます。少し辛辣でしょうか?それから、余談ですが、ジェネリック医薬品に変更することで医療費が1兆3000億円ほど削減できると言われています。日本のジェネリック医薬品の品質は、問題ないと思いますので良いことだと思います。又、障碍者が就労すると国のGDPが2%も上昇するといわれています。この先、社会が変われればいいですね。

 韓国で流行しているMERSコロナウィルス(中東呼吸器症候群)は、ラクダが感染源だと言われています。感染経路は、飛沫感染です。その為、今までに25か国で感染者が1154人確認され、その内442名の方がお亡くなりになりました。MERSやSARSは治療薬がありません。致死率は、MERS36%、SARS11%、インフルエンザは極少数です。島国である日本では、水際対策が肝要です。MERSは、まだ終息しそうにありませんので注意しましょう。

 最近、話題になった福祉施設の虐待ですが、怒りを覚えると同時に、利用者や家族の皆さんの恐怖や心情を考えると悲しく切ない気持ちに包まれました。利用する施設は、必ず選ぶべきだと思います。いろいろな老人ホームも同じです。国民生活センターに様々な相談、苦情やトラブルが報告されています。以前からお伝えしている様に、母体をきちんと調べてから利用、入居しましょうね。皆さんには、選ぶ権利があるのですから。

 さてさて、来月(7月)とうとうナイロビ事務所の愉快なスタッフ達が、日本にやって来ます。3人で訪日するのですが、そのうちの一人はケニア国内から出たこともないケニア人です。もう一人は、ドバイに実姉を訪ねたことのある程度のケニア人です。最後の一人は、10年ほどアフリカで暮らしている日本人です(スワヒリ語を話します)。ナイロビは都会といっても、インフラや文化が大きく異なりますのでカルチャーショックを必ず受けると思います。間違いなく「食」で彼らは躓くでしょう。リアクションが今から楽しみです。この研修を機会に、日本の文化は勿論の事、日本の医療やサービスのきめの細かさや配慮、入院環境などを学んで欲しいと思います。当法人以外の施設見学も予定していますのでお邪魔した際には、気軽に声をお掛け下さいね。皆も喜ぶと思います。ケニアはイギリスの植民地だったので、彼らは上手な英語を話します。因みに、スワヒリ語や部族語も話します。一人は、キクユ族でもう一人はルオー族です。日本の皆さん宜しくお願い致します。

6月 タイムナウ 岩根