インフォメーション 〜time now〜

 お日様がやさしい日射しと暖かさをプレゼントしてくれる風薫る季節になりました。皆さんはいかがお過ごしですか?

 私は、第29回日本リハビリテーション医学会九州地方会運営委員長に任命され多忙な日々を過ごして参りましたが、無事に役目を終える事ができ胸を撫で下ろしています。これも支えてくれたスタッフや日頃より懇意にしてくださる皆様の御蔭である事は間違いありません。本当に感謝しています。 それと同時に、自分自身の未熟さや甘さを痛感する機会にもなりましたし、諏訪の杜病院の今後の課題を明確にする機会にもなったと思います。又、先生方の教育講演も大変勉強になり、臨床に携わる私達にエビデンス構築のヒントを沢山頂きました。遠隔地から来て下さり、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。本当にお世話になりました。有り難う御座います。


 今回は何をお伝えしようかと迷っていましたが、私の近況報告をしたいと思います。
仕事では、組織が歩みを止めないように私達が築いてきた諏訪の杜病院の看護を次世代に引き継ぎ、次世代の看護師達が理想とする職場や看護像を掲げ、互いに切磋琢磨できる関係を創り飛躍できるようにサポートする「水戸黄門様」のような立場になろうと考えています。「まだ、隠居するには早い!!」と言われますが、引く継ぎはすぐにできるものではありません。
少なくとも5~10年はかかります。体力や能力に限界を感じてからでは遅いと思うのです。幸いなことに、次世代の看護師達が育ってくれていますので安心しています。過干渉にならず、過保護になることもないように、ましてや要らぬ口も出さぬように老兵は、全てを任せて見守るというスタンスで応援していこうと思っています。

 それから、Monthly Book MB Medical Rehabilitation より執筆依頼があり、春先には冊子になりますので私自身も大変楽しみにしています。又、3月中旬から、アフリカへ渡航します。プライベートでは、淋しいことに報告出来るようなことは一つもありません。侘しいですが、飲みすぎに気を付けるように休肝日を意識的につくるようになり、睡眠時間もなるべく5時間はとるようにしています。理由は、体力と能力の低下(早い話が歳をとったという事です)を実感したからです。好きだった読書も眼鏡が必要になってからは、少し億劫になってきました。 


 最後に、コメディカルの勉強会、第2回有志の会を開催することが決まりましたのでお伝えします。今回は、大分大学医学部細胞生物学講座講師・浜中良志先生を招いての講演です。先生は、大変ユーモアのある方ですので苦手意識のあるこの分野のお話を、楽しく痛快に解りやすくお話して下さると思います。 それ以外にも、他施設の方々と顔の見える交流を持つということは、強いネットワーク構築にも欠かせないので是非、参加して下さい。お待ちしています。

平成23年 3月 岩根 美紀